FESTO 平面ガントリ EXCMシリーズ
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X-Y軸一体構造の電動アクチュエータです。
部品点数が少ないので、電動スライダを組み合わせた一般的な構造に比べ小型・軽量です。
モータはオリエンタルモーター製αSTEP(アルファステップ)AZシリーズをおすすめします。
外部センサが不要なので、トータルコストダウンに貢献します。
特徴
ワーキングスペースの最大化
モータを除く高さが54mmの薄型・フラット構造。またY軸モータの張り出しがないこと、さらにケーブルが可動しないためケーブルベアが不要なことから、最小の設置スペースで最大のワーキングスペースが確保できます。
■EXCMシリーズ ■従来のガントリ
軽量化
XーY軸が一体構造。従来の単軸を組み合わせたガントリに比べ部品点数が少なく、本体質量が大幅に軽くなりました。装置の軽量化に貢献します。
トータルコストダウン
可動ケーブル・ケーブルベア不要
X-Y動作中に2つのモータは移動しないため、ケーブルへの機械的ストレスがありません。したがって可動ケーブルやケーブルベアが不要となり、コストダウンに貢献します。
外部センサ不要(オリエンタルモーター製αSTEP AZシリーズを使用した場合)
αSTEP AZシリーズに搭載した機械式アブソリュートセンサ「ABZO(アブゾ)センサ」は常時位置情報の管理ができるため、原点復帰運転に必要だった外部センサを削減できます。これにより部品コストや配線時間だけでなく、断線や誤検出といったセンサが原因のトラブルを減らせるためトータルコストダウンに貢献します。
■バッテリレスの機械式アブソリュートセンサ(ABZOセンサ)
アプリケーション例
最小の設置スペースで最大のワーキングスペースが確保できますので、研究施設・ラボでの使用に適しています。
もちろん生産設備にもお使いいただけます。
動作原理
XーY軸を1本のベルトでリンクした新構造ガントリ機構。2つのモータの回転方向の組み合わせによりXーYの移動方向が決まります。X方向へ移動する場合は2つのモータを逆方向に 回転させ、Y方向へ移動する場合は2つのモータを同方向に回転させます。さらに片側のモータのみ回転させると斜め45°に動作します。
より詳しい内容は下の動画をご覧ください(3:33付近から動作原理について説明しています)。
主な仕様
モータとドライバは別売りです。モータの組付け方法はこちらをご覧ください。
■品名の見方
EXCM - 30-300-210-KF-W-B-EN
① ② ③ ④
①型番
②X軸ストローク(mm)
③Y軸ストローク(mm)
④モーター取付方向(下図参照)
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約10分でカンタンセットアップ
ロボットコントローラ MRC01「初期設定」「動作プログラミング」「動作確認」の3ステップで、ロボットをかんたんに導入・制御できるロボットコントローラです。 オリエンタルモーター製 AZシリーズ/AZシリーズ搭載
電動アクチュエータ、またはこれらによって構成されたロボットにお使いいただくことができます。
【平面ガントリ EXCMシリーズにも対応】
EXCMシリーズもAZシリーズを搭載しているので使用可能です。かんたんに設定できる専用コマンドを実装したタイプをオリムベクスタでご用意しています。詳しくはこちらへお問い合わせください。