No.15 2相ステッピングモータPKPシリーズ高トルクタイプ登場!新構造×小型モーターでトルク75%アップ!
-
オリエンタルモーターの2相ステッピングモータに高トルクタイプが発売!
新技術が詰まった、従来の高トルクをさらに上回る業界最高のトルクを発揮します。・新構造:トルクアップを図るため、ロータ(回転子)、ステータ(巻線)の小歯の間に永久磁石を埋込み
・高トルク:同サイズの1.7倍のトルクを発揮(当社PKP244タイプ比)
・ワンサイズ上のPKP245タイプに対して1.3倍のトルクを発揮
・高応答:位置決め時間 26%の短縮(移動量180deg回転に対して0.087秒で位置決め運転が可能)
・高許容ラジアル荷重:高トルクに対応するためシャフト径を太くしました。ボールベアリングが大きくなり、ベルト・プーリのテンションを高くできます。
高トルクタイプモータ「型式:PKP244PD23A2」の特徴
新構造×小型モータ
ステッピングモータは大きく分けてステータ(固定子)とロータ(回転子)の2つの部品から構成されています。 それぞれには小歯を持つ磁極があります。
ロータの外周には50枚の小歯があり、ステータの内周は40枚の小歯があり、その一つ一つの小歯に永久磁石を挿入しました。
小歯に埋め込まれた永久磁石が生み出す高トルク
ロータとステータの小歯間に永久磁石を挿入したことで、小歯先端の磁束密度が増加するため、より効率的にトルクを発生できる構造のため、標準タイプに比べて大幅にトルクアップしました。高トルクを生かして、モータ長の短縮や一回り小さい取付角寸法をご検討いただけます。
PKP244標準タイプと比べ 75%のトルクアップ、またPKP245標準タイプからL寸が短くなっても 27%のトルクアップです。またPKP244高トルクタイプは、型番を大きくしたPKP264標準タイプと比べても 13%のトルクアップ、質量も120g軽くすることができます。4台使いでおよそ480gもの軽量化を可能にします。
高応答モータ
小歯に永久磁石を挿入したことから先端の磁束密度が増加するため、より効率的にトルクを発生できる構造になっています。
同等サイズのPKP標準モータに比べて応答性が向上し、位置決め時間 26%の短縮(移動量180deg回転に対して0.087秒で位置決め運転完了)タクトタイムの短縮に貢献できます。
<用途例> 高速ピッチ送り
-
電子部品のフィーダに、短距離を超高速で部品搬送。短距離の位置決め時間を短縮することで、工程時間を短縮できます。高トルクに対応するため、モータシャフト径をΦ8mmに太くしています。ベアリングが大きくなった分、ラジアル荷重が標準タイプより2.2倍(130N シャフト先端から10mm)ですので、ベルト・プーリのテンションを高くできます。
メーカー商品ページはコチラ (オリエンタルモーターWEBサイトへ移動します)2相ステッピングモータPKPシリーズ カタログPDFはコチラ
2相ステッピングモータPKPシリーズとギヤヘッドとの組み合わせ
2相ステッピングモータPKP24タイプ(取付42mm角)とギヤヘッドの組合せラインナップです。小型の優位性にギヤヘッドをつけることで、高分解能、対慣性駆動、高トルク、低振動が期待できます。
PKP24タイプ(取付42mm角)に組合わせることのできる4種類のギヤヘッドをご紹介します。
ギヤの選定に関しては、出力軸がオフセットするものの、安価で分解能、低振動、低騒音を重視される場合はSHギヤタイプが最適です。
トルクも必要であればCSギヤタイプを、分解能、低振動、低騒音とトルクが必要な場合はVRXF遊星ギヤが有効です。加えてバックラッシや経年変化のない優れた
小型ギヤを必要とする場合、HPG遊星ギヤをお勧めします。
WEBショップ
◇高トルクタイプモータ:PKP244PD23A2
◇推奨ドライバ:CVD223F2BR-K(取付プレート付ライトアングル)、CVD223F2B-K(取付プレート付)
CSギヤードタイプ・SHギヤードタイプは、WEBショップにて仕様比較が可能です!
◇CSギヤードタイプ≫
◇SHギヤードタイプ≫
※HPG遊星ギヤ(HPG-11B-09-J60タイプ)、VRXF遊星ギヤ(VRXF-9B-K-8AM8)と高トルクタイプモータの組み合わせについては、以下よりお問い合わせください。
ダウンロードデータ
・高トルクタイプモータPKP244PD23A2:リンク先のデータダウンロードをご覧ください
・CSギヤード:リンク先にて品名選択後ダウンロードしてください
・SHギヤード:リンク先にて品名選択後ダウンロードしてください
※ オリエンタルモーターWEBサイトへ移動します